Kaji Lab

KAJI LABORATORY

正式な研究室名は行動情報科学研究室です.行動をセンシングし,行動をデザインする研究室です.
スマートフォン等の各種センサを用いた屋内位置推定・行動認識技術の追求と,それに基づいた人間拡張や行動変容に資するシステムの実現を目指します.

お知らせ

見学希望者の方へ

研究室見学について

研究室見学を希望の方は下記のメールアドレスにて日程調整します.

📧 kaji@aitech.ac.jp

suzaki

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IWIN2022にて「Implementation of spatio-temporal fencing for crowd sensing in a smartphone applications」を発表してきました. この発表で「IWIN2022 Best Presentation Awards」を受賞しました

発表概要

Crowdsensing platforms are available to solve the problems of dedicated system development and operating costs associated with crowdsensing. Among them, there are several crowdsensing platforms that provide incentive elements to motivate and maintain users. We build a crowdsensing platform (Lavlus) to mitigate disincentive factors that can be used in conjunction with incentive factors. This study implements a smartphone application for Lavlus. The Lavlus smartphone app needs to have the following functions: sensing project download, sensing request notification, automatic sensing, and sensor data upload. Among them, sensing request notification and automatic sensing are based on Spatio-temporal fencing. Geofencing used latitude and longitude, which are easy for users to visually recognize, but GPS is unstable indoors and in areas with many buildings. Therefore, a margin is provided on the geofence to determine whether the user has entered or exited the geofence with certainty. Lavlus may also target specific facilities, such as amusement parks or factories, as actual use cases. In this case, the geofence may be arbitrarily polygonal. We then draw a circle with the user at its center and generate geofencing points at eight points on the circumference of the circle. If one or more of the generated points are inside the geofence, the system determines that it is about to enter space-time and issues a notification whether or not it will cooperate with sensing. If all eight points are inside, the application judges that it has definitely entered the area and performs automatic sensing. If all eight points are outside, the application judges that it has definitely exited and terminates sensing. This allows proper geofencing even when the geofence is arbitrarily polygonal. In this paper, we implemented these functions and verified their operation. As a result, the geofence worked properly for arbitrary polygons.

報告と感想

どうも,M1の須崎翔太です. この度 8/31 ~ 9/3 に開催されたIWIN2022にオフラインで参加してきました. 学会発表は1ヶ月前にあったDICOMOが初めてで,今回は英語かつオフラインとのことで非常に緊張しました. そんな初めての環境での発表でしたが,多くの助力と練習により満足できる発表ができました. 研究室の皆様や,関係者の皆様にはここで御礼申し上げます. 結果,「IWIN2022 Best Presentation Awards」受賞でき,大変嬉しく思います.

ogane

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DICOMO2022にて「履物裏に貼り付けたBLEビーコンによる歩数推定手法」というタイトルで発表してきました.
この発表で「 ヤングリサーチャー賞 」を受賞しました

履物裏に貼り付けたBLEビーコンによる歩数推定手法, 大鐘 勇輝, 榎堀 優, 梶 克彦, マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集, pp.140-148, 2022.

発表概要

医療技術の発達による寿命の延伸と,これに伴う高齢化によって,介護業界の人手不足が社会問題となっている.高齢者介護施設では日常生活の介助の他に,健康維持を目的とした活動量の把握・管理が求められる.この作業の負担軽減を目指す試みとして,加速度センサやスマートフォン,カメラを用いた活動量推定が提案されているが,導入コストの問題により広く普及するには至っていない.そこで本研究では,低コストで導入・運用が行える活動量推定を目指し,BLEビーコンをセンサとして使用する歩数の推定手法を提案する.BLEビーコンから発信される電波は,受信機との距離や遮蔽状態の違いによって変化しやすい.この特徴に着目し,履物裏にBLEビーコンを貼り付け,歩行動作によって変化する受信電波強度から歩数を推定した.ただしこの際,貼り付ける履物の素材や歩行速度,受信機の設置位置が,受信電波強度に影響を与える可能性がある.本稿ではこれらの影響についても調査を行い,提案手法の有効性を確かめた.評価実験では,任意の速さで100歩分歩いてもらい,実際の歩数と推定歩数を比較して評価を行った.その結果,91.6%の精度で推定が行えると判明した.

報告と感想

こんにちは.M2になりました大鐘勇輝です. 7月13日(水)~7/15日(金)の日程で開催されたDICOMO2022において研究発表を行ってきましたので,報告させていただきます. 今回の発表では「履物裏に貼り付けたBLEビーコンによる歩数推定手法」というタイトルで,BLEビーコンを用いた歩数推定に関する研究を発表させていただきました. 今年はDICOMOに参加できる最後の年でしたが,コロナウイルスの影響を鑑み,残念ながらまたオンラインでの発表となりました. しかし,発表自体は非常に満足できる内容となり,去年に引き続き「 ヤングリサーチャー賞 」を受賞することができたのでとても嬉しかったです!!

kaji

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修士2年生の修論発表会が行われました. 計4名が修士2年間の研究成果を発表しました.

BLEビーコンを用いた在室管理プラットフォームと
それに基づく在室状況提示システムに関する研究


卓球のラケットとスマートフォンの融合による
エンタメアプリケーションに関する研究


FA機器間の相互作用モデルを用いた異常検知に関する研究


聴衆の注目率をプレゼンテーション環境に
直接フィードバックするシステムに関する研究

kaji

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学部4年生の卒論・制作発表会が行われました. 学部生6名(卒論5名,制作1名)が,学部3年生の配属から2年間の研究成果を発表しました.

道じまん(制作)


スマートフォンセンサを用いた階段の利用を促進する
アプリケーションに関する研究


特定の時空間への進入時に
自動センシングするアプリケーションに関する研究


スマホ卓球におけるスイングセンシングに関する研究


小規模コミュニティでの本の長期未返却防止及び
本棚の利用率向上に関する研究


BLEビーコンを用いた猫のなつき度提示システムに関する研究

kaji

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B3松原とB4瀧沢とM2日比です. 第9回学生スマートフォンアプリコンテストにて「Ping×Phone」のアプリを発表しましたので報告します.

スマートフォンアプリコンテストについて

http://contest2021.sig-cds.net/
情報処理学会・CDS/MBL/UBI研究会が主催する,全国規模の学生限定コンテストです. 今回は95件の応募があり,その中で最も上位の最優秀賞を受賞しました.

作品名:PING×PHONE

スマホカバーで卓球ラケットを作って,スマホのセンシング・フィードバック・通信機能を使って新しいエンタメを作り出そうというものです. 今回は加速度センサの値からスイング・ヒット判定を行い,ラリー回数を音声でフィードバックするナベアツラリー機能を実現しました.

感想

瀧沢

最初は趣味の一つを研究で始めたものがここまで大きくなると思わず一人では到底たどり着けなかったので,協力してくれた日比さん,松原君,アドバイスや研究を支えてくれた梶先生,研究室のみんなには大変感謝しております.

日比

実際に体験していただきたかった作品ですが,オンラインの発表でも面白さを上手く伝えられたのかなと感じました. 結果としては,最優秀賞をいただくことができ大変嬉しく思います.

kaji

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M2の田京です. 9月12〜13日の日程で開催されたIWIN2021にて「A system to directly feed back the audience’s attention ratio to the presentation venue」の発表を行いましたので報告します.

研究概要

論理的な説明力が求められるようになり,社会的にもプレゼンテーション能力が重要視されている. しかし社会人や学生の中にはプレゼンテーションが苦手な人も少なくない. また,プレゼンテーションに慣れている人でも会場の広さや聴衆の数が増えてくると,聴衆の状況を把握することが難しくなる. そこで本研究では聴衆全体を推定し,発表者と聴衆の双方の意識を向上させるプレゼンテーションシステムを提案する. 本システムでは聴衆の視線を推定し,その注目率をプレゼンテーションの良し悪しの指標とする. 発表者を含むプレゼン参加者にリアルタイムに注目率をフィードバックし,その効果をスライド上に表示する. 注目率に応じた効果が提示され,発表者はスライドの状態からプレゼンの状態を推測できると考える. また,発表者が発表を振り返るために発表後に注目率の推移を可視化し,時間軸に沿ってスライドを表示する. 評価実験では本システムの2つの視覚効果を実際のプレゼンテーションで使用し,意識の向上につながるかどうかを評価した. その結果,注目率を増減するゲージで表示する効果では発表者と聴衆の双方の意識が向上しないことがわかった. 一方,明暗を変化させる視覚効果では発表者と聴衆の改善につながった.

発表に関する感想

初めての英語での発表ということあり,とても緊張しました. 発表については比較的できたと思いますが,質疑応答で相手の伝えたい内容がわからなかったので,自身のリスニング能力を鍛えようと思いました.

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