Kaji Lab

KAJI LABORATORY

正式な研究室名は行動情報科学研究室です.行動をセンシングし,行動をデザインする研究室です.
スマートフォン等の各種センサを用いた屋内位置推定・行動認識技術の追求と,それに基づいた人間拡張や行動変容に資するシステムの実現を目指します.

お知らせ

見学希望者の方へ

研究室見学について

研究室見学を希望の方は下記のメールアドレスにて日程調整します.

📧 kaji@aitech.ac.jp

ayato

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3/25~26に開催された技育CAMPマンスリーハッカソンvol.1に参加し,最優秀賞を受賞しました

作成したアプリ:叫び

発表スライド

叫びは叫ぶと画像が歪むアプリです

エンタメとしての面白さ

このアプリでは人の絶叫や歓声などの音に合わせてカメラ画像が歪みます。

機能は非常に単純で操作もしやすく、ユーザにとって煩わしい要素はありません。構成画面は一つのみで、アプリを起動して幾つかの権限を許可したらすぐに遊べます。

このアプリを使えば特定のシチュエーションにおいて、人々を楽しませられます。例えば宝くじ当選や株価の変動やゲームなどで大声をあげる人がいる場合、このアプリを使えば人々に面白さや楽しさを提供できます。

技術的面白さ

このアプリは携帯でのリアルタイム画像処理とリアルタイム音声解析を行なっています。

リアルタイム画像処理を行うために、1枚の画像処理速度を向上させる必要があります。例えば、実装当初は画像1枚を歪ませる処理に約18秒かかっていました。この状態ではリアルタイム画像処理とは言えません。しかし、さまざまな試行錯誤の結果1枚約0.03秒で処理できるようになりました。これにより、リアルタイム画像処理が実現できました。

このアプリでは人の声を解析して、声の大きさや声の高さを取得しています。しかし、Androidで声の高さや音の高さを取得できるライブラリはありません。なので音データをバッファとして取得し、その波形を解析して声の大きさや声の高さを取得しました。これにより声によって画像の歪ませ方を変えられるようになりました。

AndroidでOpenCVを使ったリアルタイム画像処理アプリを作る

kotlin使ってAudioRecordで音解析してみた

本アプリをGooglePlayStoreにて公開します. ダウンロード

カメラとマイクが搭載されたAndroid端末があれば,誰でも利用できます.

感想

須崎翔太

技育プロジェクト2023の 技育CAMPハッカソン 第一弾に参加し、最優秀賞をいただきました!ありがとうございます!

初めてのチーム開発でしたが強みを活かしきれたと思っています!

自分のWebサイトに紹介用動画(ほぼそのまま)を載せてます!

https://sites.google.com/view/logsuzaki/%E5%8F%AB%E3%81%B3

熊澤綾人

技育プロジェクト2023の 技育CAMPハッカソン 第一弾に参加し、最優秀賞をいただきました! 自分は音関係を担当しました.

初めてのハッカソン&制作物公開で不安な点も多かったですが楽しく開発できました.

ogane

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学部4年と修士2年の卒論・修論発表会が行われました.
学部は計8名が,修士は計2名が研究成果を発表しました.

修論発表

物体に設置したBLEビーコンを用いた
状態推定に基づく介護モニタリングに関する研究


時空間フェンシングに基づく
クラウドセンシングプラットフォームに関する研究


卒論発表

コンテンツ視聴時の生体データの共有と
それに基づくコンテンツへの重畳提示に関する研究


物の共起関係に着目した置き忘れ防止システムに関する研究


独立したコミュニティにおける滞在ウォッチの
安定運用のためのシステム拡張に関する研究


スマートウォッチセンサを用いた
ダーツのスローセンシングに関する研究


スマホに搭載されているセンサを用いた
自転車の空気圧低下推定に関する研究


GPSアートと画像認識AIを組み合わせた
外出促進に関する研究

ayato

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この度,第20回情報学ワークショップ(WiNF2022)に参加し, 熊澤綾人(M1),大橋世弥(B4),丸山貴大(B4),鵜飼直哉(B4),社本蒼一郎(B4)が発表しました.

熊澤綾人:ウェアラブルセンサを用いた調理の切る工程の分析・比較方法についての検討

発表の概要

レシピの共有方法としてレシピ共有サービスの利用がある. またレシピを利用して作成したものを報告する機能がある. レシピを共有する際に調理作業中のデータも共有し,他の人と比較すると今後の調理に対するモチベーションの増加を狙えると考えた. 本研究ではレシピと調理作業を共有・比較し調理に対する楽しさを増加させるのを目的とする. アプローチとしてウェアラブルセンサを使い調理作業をセンシングを行い比較用の特徴量を抽出する. 全体像は「調理作業のデータ化・分析」「データの共有」「比較・表示」に分けられる. 基礎検討として切る工程で分析と比較を行った. 特徴量の比較結果から被験者のモチベーションの増加が期待される.

感想

はい,M1の熊澤綾人です. 去年に引き続き2回目のWiNFでの発表です.
今回は院進してから新しい研究を始めたので,素材がない状態での論文作成・発表準備でした.
要するに去年と作業量が変わらない…
けど,今までのノウハウがあるから去年よりは楽でした.
発表に関しては,悪くなく行けたので安心しています.
今回のが今後の発表に繋がればいいなと思ってます.

大橋世弥:物の共起関係に着目した置き忘れ防止システム

発表の概要

日常で物が一緒に移動する状態が頻繁に見られる. 本研究は外出時以外にも必要な物が同時に使われているような状況にも対応できるような置き忘れ防止システムの開発を目指す. そのために空間的な共起関係と時間的な共起関係を組み合わせる. 結果として時間と行動の関連が強い場合にある程度正確に通知ができた. 一方電波強度に依存した場所推定をしているため環境によって誤検知が起きて精度が下がってしまう点が課題の一つである.

感想

B4の大橋です.
対面形式での発表は今回が初めてでしたが事前に準備をしていたおかげでそこまで緊張せずに発表できました.
卒論に向けて論文の書き方や発表での話し方など学べて良い経験になりました.

丸山貴大:スマートウォッチセンサを用いたダーツのスローセンシング

発表の概要

ダーツを投げる際に手振れが原因で照準がずれる場合がある. 主観的にみて、手振れが激しいかは判断が難しい. センシングをし、速度、角度を取ることで客観的に見ることができ、分かりやすくなる. 本研究の目的はスマートウォッチを用いてダーツ未経験者のサポートをすることである. 投げる動作をテイクバックとフォロースルーの二つに分け、加速度センサーと角速度センサーを用いて手振れや速度などのデータを経験者のデータと比較し、基本的な検討を行う.

感想

B4の丸山です.
自分の研究を発表してアドバイスを貰えたのは新鮮で貴重な体験でした. 発表することで自分の研究のまとまりができたので良かったです. 他の人の研究を見てレベルが高いなと思いました.

鵜飼直哉,社本蒼一郎:コンテンツ視聴時の生体データの共有とそれに基づくコンテンツへの重畳提示手法の検討

発表の概要

コンテンツに重畳するエフェクトを加え、より様々な楽しみ方ができるようになると考えた. 本研究ではコンテンツを視聴している時の心拍数に着目し、心拍数のデータを用いてコンテンツへの重畳提示手法を提案する. 心拍数はスマートウォッチを使いより気軽にデータを収集することができる. データを共有し心拍数の変化が起きている部分でエフェクトを加え更なる迫力や、過激なシーンを見辛くしホラーが怖い人でも見やすくなるようにしたりとコンテンツのさまざまな楽しみ方が期待される.

感想

B4の鵜飼です.
自分の研究を伝わりやすく説明することがこんなにも難しいのかと実感しました. また発表をすることで研究に足りてないポイントを再発見できました.

B4の社本です.
自分の研究を発表し、アドバイスを貰えた事でわかりやすく伝える事の難しさを実感しました. また、現状研究に足りていない点を発見できました.

suzaki

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この度, 第10回学生スマートフォンアプリコンテスト に参加し,最優秀賞NTTテクノクロス様の企業賞を受賞しました

作成したアプリの概要

本アプリは携帯を水に沈めて遊ぶ,魚の掴み取りアプリです. 携帯に搭載されている気圧センサを使って「携帯を水に沈めたか」「携帯を強く掴んでいるか」が推定できます. 本アプリはこの2つの推定を使って,携帯を水に沈めてじっとしていると魚が出現し,携帯を強く握ると魚が捕まえられるゲームです. 捕まえた魚はSNS連携によりtwitter等で共有できます. 本アプリはGoogleStoreからダウンロードできます.

感想

どうも,M1の須崎翔太です. 優勝しました.ヤッター!.

はい,これにて梶研アプコン三連覇です.もはや殿堂入りしてもおかしくないですね. 本アプリを発表した後,一番言われたのは「どうやってこのアイデアに行き着いたのか」でした.
ここではそれについて少し書こうと思います.
まず最初に「携帯を水に沈めたら気圧センサの値が変わるんじゃね?」と思いつきました. このアプリを説明すると「携帯に気圧センサが搭載されてるの知らなかった」とかよく言われるんですよね. 僕は,この研究室がよく携帯のセンサに関する研究をしていたおかげでこういった知識を持っていました. で,こういう知識がある状態でひらめきが来ると「これ実現できるんじゃね?」ってなるわけです.

じゃあ次はひらめきについてです. 僕は携帯を水に沈めるアイデアを,釣りをしている人を見て思いつきました. 「いや思いつかねーよ」って言われるかもしれません. 当時は「ぶっ飛んだスマホアプリのアイデアないかな〜」って思いながら生活していたから釣りを見た瞬間ひらめいたと思います.
あとはいろんな人にこのアイデアを話したりWebで調べたりして整理していきます. 当時は「水深がわかる」からは「携帯を水に沈めたら水深がわかるアプリ」しか思いつきませんでした. しかし,いろんな人と議論してお風呂や魚というアイデアが生まれ最終的にこのアプリになりました. この時議論の相手に選んだのはモバイルアプリやシステムの開発に詳しい人は当然として,全くITの知識がない人とも議論しました. 開発の知識がある人には実装やゲームデザイン全体の方向性を,ない人にはアイデアを聞くとそれぞれ価値の高い議論ができます.

ogane

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ABC2022にて「A Method for Estimating the Number of Steps Taken Using a BLE Beacon Attached to the Soles of Footwear」というタイトルで発表をしてきました.

発表概要

The increase in life expectancy fueled by the development of medical technology and the aging of the world’s populations have created a labor shortage in the nursing care industry in Japan. In addition to supporting the daily lives of seniors, elderly care facilities monitor and manage the amount of physical activity of their occupants to maintain their health. To reduce the burden of such work, activity amount estimation has been proposed using acceleration sensors, smartphones, and cameras, although it has not been widely used due to installation costs. Therefore, this study proposes a method that estimates the number of steps taken using BLE beacons as sensors to achieve a low-cost activity-amount estimation. A BLE beacon is attached to the soles of footwear, and the number of steps taken by a person is estimated from the received radio wave strength that changes with walking movements. In an evaluation experiment, participants walked 100 steps at an arbitrary speed, and then the actual number of steps was compared with the estimated number. We found that the estimation accuracy was 91.6%.

報告と感想

こんにちは,M2の大鐘です. 10月27日(木)~10/29日(土)の日程でイギリスのロンドンにて開催された ABC2022 において,研究発表を行ってきましたので報告させていただきます. 今回の発表は「A Method for Estimating the Number of Steps Taken Using a BLE Beacon Attached to the Soles of Footwear」というタイトルで,BLEビーコンを用いた歩数推定に関する研究を発表させていただきました. 海外での発表が行えたのは研究室としては約3年ぶりであり,僕自身も始めての海外だったので期待と不安が入り混じる中での発表でした. どの参加者も英語のレベルが高く質疑応答も難なくこなしており,過去に参加した国際学会・ワークショップと比較しても一番レベルが高く感じました. 自分の発表では発表自体は問題なくできましたが,質疑応答では質問内容が理解できずかなりボロボロになりました. 英語力は大事ですね… ですが,イギリスまで来られて特に大きなトラブルなく帰って来れたので,全体的にはとても楽しめることができました!

旅の道中の様子

イギリスには関西国際空港からドバイ経由の飛行機で行きました. 「中部国際空港(セントレア)の方が近いのになんで関空から?」と思った方もいるかも知れませんが,そちらを利用すると予算が数十万単位で膨らむという理由から,この経路で行くことになりました. 飛行時間は関空からドバイまでは9時間,ドバイからイギリスまでは7時間ほど掛かりました. こんなに長く飛行機に乗ったのは初だったので最初はウキウキしていたのですが,後半は腰や足が痛くなり早く着いてくれと思っていました笑

イギリスに着いてからは地下鉄に乗ってホテルまで向かいましたが,その途中に降りた駅がハリーポッターで出てきそうな駅舎でとてもオシャレでした.

ちなみにホテル周辺には別の空港があったのですが,飛行機の発着の様子がよく見れてテンション上がりました.

イギリスの街並み

イギリス観光

飛行機の関係でABCが終わった次の日は1日中空いていたのでイギリス観光にも行きました.

グリニッジ天文台

大英博物館

バッキンガム宮殿

ビッグ・ベンとロンドン・アイ

ロンドン塔

ogane

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参加メンバー

今回,開催されたOPEN Hack Uにはao(B3),fuma(B3),oiwa(B3),yada(B3),makino(B1)の計5人が参加しました.

制作物

服を街を歩く人たちとすれ違う時に自分の服を評価してもらうことができるアプリで,自分ではなかなか気づくことができない今自分が着ている服がおしゃれなのかわかるアプリです.

服登録部分のデモ


評価表示画面のデモ

サーバーにユーザーの服の情報を教えてもらい,その情報をもとにGoogleMapにピンを立てています.

発表時の動画

発表シーン

展示会

審査員ご講評

yada 一言コメント

受賞者紹介ページ

参加・受賞コメント

ao (デザイン・発表担当)

自分がやったことの無い新しいことに挑戦したいと思い,今回はデザインや発表の役割を担いました. 今回のハッカソンで,グループ開発ならではの面白さと過酷さを痛感しました. このチームメンバーと一緒に開発できたことと,最優秀賞を受賞できたことは非常に良い経験になりました.

fuma (Webページ担当)

軽い気持ちで始めるにはあまりに大きい開発でしたが,研究室でアドバイスをたくさん頂いたり,先輩に技術的な面をサポートしてもらってなんとか形にすることができました. チームの仲間と協力した結果として最優秀賞を獲れたことがとても嬉しいです.

oiwa (フロントエンド担当)

大学生のうちに,プログラミングの大会に一度でも出てみたいと思いこのHack Uに参加しました. 主にWebのフロントエンドを担当し,研究室の先輩からフォローをもらいながら実装していきました. 途中で困難に当たることも多かったですが,だからこそ優勝できたことは嬉しかったです. この経験を今後に活かしていきたいと思います.

yada (バックエンド担当)

今回参加したHack Uで私は主にバックエンドをを担当しました. バックエンドを担当する事は初めてだったので実装に苦労しましたが,目標にしていた最優秀賞をいただくことができ嬉しく思います. 今回の優勝はこのチームだったからこそ実現できたものだと思います. この経験を今後の活動に活かしていきたいと思います.

makino (Android担当)

今回Androidを開発を主に担当しました. チームの中で唯一1年でとても緊張しましたが,ここまで大きな成果を得られてとても嬉しいです. 途中エラーが出て苦しい時期もありましたが,HackFamilyのみんなで一緒に開発をしていたからこそ最後までやり切ることができたと思います. 今後も,今回の経験を通してさまざまな開発に活かしていきたいと思っています.

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